缶サット甲子園2009報告2009/08/24 23:43

今日は一日、マスコミ対応。
朝日新聞 → 桐生タイムス → FM桐生 → 上毛新聞 と、
夏期休暇だったのに、気が付けば終日勤務デスヨ!

今日は缶サット甲子園の詳しい報告をします。

まず、写真は無線送信した動画の切り出しです。
地面に置かれた白い点々がターゲット、
右下あたりの赤い物体は、
僕らの缶サットを打ち上げたロケットのパラシュートです。

○キャリア開放:成功(不完全)
 見事に開きました!
 今回は僕らは、
 照度センサーにより周囲の明るさを感知してキャリアを開く
 新システムを採用しました。
 これは桐高オリジナルの素敵な機構です。
 ただ新システムへの不安と「開かなければ終了」という厳しい条件に、
 加速度センサーによる開放システムも同時搭載していたようです。
 まぁ、保険を掛けていたわけです。
 僕は知りませんでした...(ぇ
 結論から言えば、“保険が先にはたらいた可能性大” と。
 照度と加速度のデータ、
 内部保存された動画の音声(モーター音)、
 どちらもそのことを証明しています。
 ま、そーゆー風な分析ができるのがまた、素晴らしいということで。

○開傘:成功
 大きなパラシュートが能代上空に花開きました!
 昨年より滞空時間を短くしながら、昨年より大きいパラシュート。
 実現できたのはキャリア&缶サット一体型の機構 “BITS” の効果です。
 カラフルなパラシュートは視認性を高めました。

○動画の無線送信:成功(紙一重)
 「無線は飛んでいた」というフレーズに安心しきっていましたが、
 改めて保存された無線映像を見ると、
 ロケット搭載から打ち上げ → 放出の瞬間まで
 無線は全く途絶えていました...むぅ
 途絶えていた理由はアンテナが内部にしまわれていたからかな~、
 なんて今なら悠長なことが言えますが、
 当日無線の画面を見ていたら、と思うと血の気が引きますな~。

○動画のSDカード記録:成功
 これはうれしい!
 なぜなら野田のヘリウム気球実験で失敗しまくり、
 原因追求と改良作業を繰り返してきた部分だから。
 これはもぅ、生徒の粘り強さに脱帽ですよ。

○加速度&照度データ取得:成功
 謎(笑)
 今回、ほぼすべての実験でデータの取得に成功しています。
 なぜ、こんなに簡単に成功するのか。
 じゃあ、今までの苦労の道のりはなんだったのか。
 謎が謎を呼ぶ...

ターゲットがどの程度撮影できるか、
正直、それは運次第でした。
準優勝という成績は、
僕らが2番目に高性能な缶サットを製作した、
ということではありません。

だからこそ、準優勝より “ミッションコンプリート” こそがうれしい。
この満足感はまだまだ色褪せそうにありません。

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